胆のうがん、大腸がん、胃がん(発症時:49歳) 収録時:82歳 男性 |
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目次
00'03" がんとわかったきっかけ
00'50" がんと知った時の気持ち
01'05" がんとわかったきっかけ
02'08" 治療(手術や入院)について
03'37" 家族への思い・家族の思い
04'03" 治療(手術や入院)について
04'22" がんを体験したからこそ伝えたい思い~メッセージ~
00'03" がんとわかったきっかけ
――何がきっかけで病院に行くことになったんでしょうか。
役場でやってる健康診断、それに引っかかって。お医者さんのとこ行ったら、調べてもらった方がいいんじゃないか、ということで、内科へ行って診てもらって。エコーで、「何かある」ということで。
町でやっている健康診断は、死にたくないもんだから、一生懸命、ずっと毎年やっていました。
胆のうがんらしい、ということで。「これ、がんになっていれば、大変だから、今の小さいうちに取った方がいいんじゃないか」って。取ってもらった。全部。
病院の方でも、はっきりがんだということはわかんなかったみたいね。でも、がんらしい、ということで。
00'50" がんと知った時の気持ち
――がんかも知れない、って先生に言われた時はどんなお気持ちでした?
うーん、家に帰ってもやっぱり眠れなかったね。まだ、50そこそこだったから。
01'05" がんとわかったきっかけ
――胆のうがんかも知れないということで、全部取ってしまって、それで治療は終了したんですか?
終わって、退院して意気揚々と帰ってきて、その後、まだ、ずっと毎年夏の検診は受けているんですよ。そうしたら、また60の時、今度は大腸がん見つかった。
で、ポリープらしいものがあるから、っていうことで、かかりつけのお医者さんとこ行って調べてもらったら、その時は「確実にがんだ」って言われて、紹介状書いてもらって、全部調べて。
結局、開腹して開いて。
――その後も健康診断は続けて?
ずっとやった。がんってあまり怖くなくなっちゃったね。ということは、早期発見すれば、やっぱり、がんもそうおっかないもんじゃないな、という。まあ、今もそうだけどね。それから今度は10何年経って胃がん見つかったの。
02'08" 治療(手術や入院)について
――胃がんも手術をされたんですか?
胃がんも。全摘。だから、ちょっと食べ物食べて、横になったりすれば逆流がきて、肺に入っていくのさ。月に2回くらい病院行ってるんだけども。「逆流性肺炎、気をつけろ、気をつけろ」って。お医者さんがね。
――3回がんを経験されて、手術で治療して?
お医者さん言うには早くやってるから、これはいいんだってね。それ以外には、何も言いようがないって。ということは、転移しているがんじゃないからということで。
――10年おきくらいにがんが見つかっているんですが、それは転移じゃなくって新たに、別々のものだったということですよね?
「歳いってくれば、免疫が下がって抵抗力が無くなるから、そちこち悪くなるのは当たり前だねえ」って、大学の先生方さ。
――病気の時に、誰かに相談したりとか、お話をするお相手というのは、いらっしゃいました?
胃取った時は、私よりも歳はずっと下だけども、先輩がいるわけだよな、手術した。その方々に、アドバイスしてもらって「おう、おめえ、胃取った時、どんであったば?」とか、何食ってるか、今どういう仕事して…要するに食べ物と、身体を動かすことだよね。手術の後。
03'37" 家族への思い・家族の思い
――ご家族のみなさんの支えとかが大きいですか?
あるね、大きいね。大変だ。ただ、支えっていうよりもやっぱり、言葉じゃない。やっぱり、態度だな。見てわかるっきゃ。支えてるか、支えてないか。そういうのやっぱり大事だな、家族、家族とか、周りの人ね、友達とかさ。
04'03" 治療(手術や入院)について
セカンドオピニオンだかっていう。あれはやった方がいいよ。先生方も、「私たちも神様じゃないから、見落としもあるんだよ」って。だから、セカンドオピニオンは受けるべきだ、って。
04'22" がんを体験したからこそ伝えたい思い~メッセージ~
――がん体験者だからこそ言える、皆さんに伝えたいこと、言いたいことは?
何よりも早期発見だ。これ以外、何事もない。言ってましたよ、お医者さんが。「私たちは病気とか、がんとか治すんじゃなくって、見つけて、それを止めるだけだ」って。「治療するだけだ」って。治せないんだって。だから、1番大事なことは、早く見つけるってこと。早期発見、早期治療だって。それ以外に、何事もない、って言ってあったよ。