大腸がん検診モデル事業とは

 青森県のがんの75歳未満年齢調整死亡率は、平成16年以降全国最下位であり、がんの罹患率は平均並みですが、がんの早期発見が少なく、この診断の遅れが死亡率に大きく影響していることが指摘されていました。(弘前大学に設置した寄付講座「地域がん疫学講座」の研究・分析結果)

 このため、県内外の学識経験者等をメンバーとした「がん早期発見のための事業検討会」を開催し、がんの死亡率の減少により効果的で具体的な取組について協議・検討した結果、全国ワースト1位の増加率となっている大腸がんの死亡率改善に向けて取り組むことが必要とされ、平成29年度~平成31年度の3年間で「大腸がん検診モデル事業」を実施することとしたものです。

 

 モデル事業対象地域

 モデル事業は、青森市と弘前市をモデル地域として実施します。

 平成29年度は、両市の住民で、平成29年度に50歳から59歳になる方(青森市は昭和33年4月2日~昭和43年4月1日生まれの方、弘前市は昭和33年4月1日~昭和43年3月31日生まれの方)のうち、過去5年間(平成24年度~平成28年度)に両市が行う大腸がん検診を受診したことがない方や青森県総合健診センターで大腸がん検診を受診したことがない方を対象として実施します。

 

統計・研究への利用について

 青森県では、大腸がん検診モデル事業で得られたデータを、青森県のがん死亡率の改善に向けた統計・研究を行うための基礎資料として利用いたします。基礎資料の利用にあたっては、個人情報の保護に十分配慮し、また個人が識別される情報の公表は行いません。

 統計・研究に利用されることを希望されない方は、青森県・がん生活習慣病対策課(電話:017-734-9216)へお申し出ください。

 

 

 詳細については、青森県庁ホームページにおいて、順次更新していきます。

 ※参照:「青森県庁ホームページ」(青森県大腸がん検診モデル事業)

 ※参照:「がん検診」

 ※参照:「市町村がん検診スケジュール」