インタビュー:青森県病院事業管理者(青森県立中央病院長) 吉田 茂昭 (2011/2/14)

 

 

インタビュー要約

診断や治療の技術が進歩したおかげで、今では全てのがんの5年生存率は、50%を超えています。その昔、がんと告知されればイコール死の宣告といったイメージがありましたが、当時は大部分の方が5年以内に亡くなっていました。それが今では、半分以上の方が5年以上生きているということなので、がんは克服されつつあるということが言えるんです。

がんで亡くなる人が減ったということは、逆に言うと病を持ったまま生きられる方が増えているということなので、そこにはまた新たな問題が生まれています。

どんな検査を受けても、とにかく早期の段階で見つけてしまえば、そのがんで死ぬことはない。早期診断がたいへん大事だと思います。