インタビュー:青森県病院事業管理者(青森県立中央病院長) 吉田 茂昭 (2011/2/14)

 

 

インタビュー要約

サプリメントとかいろんな言い伝えとか、日本だけでなく世界中でいろんなことがやられていて、代替療法はどれぐらい効果があるのか研究もされています。それによると、ほとんどのものは、やはり根拠はないと言われています。ですから、お金を出しても意味はないと申し上げたいんですが、実は大部分のがん患者さんは、例えば家族の人から勧められたりして、何がしかの代替療法をやってらっしゃいます。例えば、中国の何とかいうのを飲んだり。そうしたものが、本当に効果がないのか、化学療法に影響を与えていないか、実際にきちっとした科学的な評価はできてないんですけれど、今の社会ではほとんど認知されちゃっている。これをどうしたらいいかというのは、実はすごく大変な問題だと思いますね。

精神安定剤的な作用も実はあったりするようですから、そういった意味では、有害事象が起こる場合は別として、毒にも薬にもならないようなものはある程度消極的にしょうがないと皆が見ているのが現状です。

おそらく近い将来、ある程度の方向性が示されるだろうと思っています。

 

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