インタビュー:三沢市立三沢病院 院長 坂田 優 (2011/11/7)
インタビュー要約
化学療法は昭和50年前後では、手術のできない進行胃がん、手術をしても効果のない胃がんに関して、平均生存期間(平均に生きている期間)が大体6ヶ月前後でした。そして、化学療法を行うと8ヶ月前後という時代でした。
今は薬が良くなり、平均すると少なくとも1年を超えるようになったので、抗がん薬の力がかなり高くなったのは確かです。もちろん、抗がん薬だけの力ではなく、それになって起こる副作用を防ぐ方法が発達したり、専門薬剤を扱う医者が増えてきたりと、それらが全部重なっています。
抗がん薬を使用しても、よっぽどひどくない限り、今はもうほとんど入院せず、外来治療となってきています。