インタビュー:三沢市立三沢病院 院長 坂田 優 (2011/11/7)

 

 

インタビュー要約

 放射線療法はアメリカが主体となっています。

 日本では、手術と、手術と化学療法を組み合わせて放射線をかけたものとを比べると、ただ手術をした方がずっと成績が良く、放射線を積極的にやるという施設は今のところないと思います。


 しかし、本当はよく効きます。食道にずっと浸潤している場合、放射線をかけることによって物が通りやすくなったり、手術前にかけると手術がしやすくなったりというのがあって、現在研究中の分野です。


 また、進行度の高い胃がんで、手術も不可能で、化学療法をやっても様々な場所に転移したという場合、放射線をかけることによって症状を取ることができます。現在はまだ、このような緩和的な使用しかしていません。