インタビュー:三沢市立三沢病院 院長 坂田 優 (2011/11/7)
インタビュー要約
早期がんで第Ⅰ期の人、粘膜の中だけの場合は内視鏡的粘膜剥離術という、粘膜を内視鏡的に剥がして取ってしまうという方法があります。
粘膜下組織に入っている場合も内視鏡側から切除していくことができます。
昔は全部切除していましたが、手術をして胃の全部、あるいは半分を取った後に、胃を閉じて食べられるようになるまで待つというのは非常に時間が掛かります。
しかし、それを内視鏡手術では、回復は早く、例えば手術では1ヶ月ほど掛かるものは、内視鏡では10日ほどでご飯を食べられるまで回復します。今はそこまで進んでいます。
内視鏡で取れない、リンパ節に飛んでいる可能性があるものについては、手術で全部取り除く必要があります。この技術については、日本は進んでおり、それで7割以上治すことがでます。