インタビュー:弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座教授 大山 力 (2011/11/8)
インタビュー要約
現在、日本で使われている前立腺がんの化学療法(抗がん剤)で保険が適用になっている薬は注射薬が4種類で、内服薬が2種類です。
これらの抗がん剤も効果が認められるうちは比較的長期間投与します。
前立腺がんが骨に転移をした状態で内分泌療法を始めますと、大体2年から3年でだんだん効きにくくなってきます。今はあまり進行した状態でなければ、化学療法や放射線療法を併用して、あまり痛みを感じない状態で長く元気に生活をすることが可能です。
ですから、前立腺がんを早く見つけて治療をしてしまえば怖くないですし、治療の際に苦しむということは、以前よりかなり少なくなっております。