インタビュー:青森県立中央病院 がん診療センター長 森田 隆幸 (2011/12/7)

 

 

インタビュー要約

 右側の大腸は管腔が広く、ここを流れる内容物はおかゆ状のものですので、初期の症状というのはほとんどありませんが、貧血やしこりがあって受診される方はいます。


 S状結腸、下行結腸や左側の大腸は管腔が細く、内容物が硬いものですから、小さな腫瘍でも下血が起こったり、排便の異常が起こったりと、症状の違いが出てきます。高齢の方の場合ですと便秘になることもあります。


 血便やトイレ後の出血、腹痛の継続、お腹にしこりが触れるという症状があれば、早めの受診をお勧めします。