インタビュー:青森県立中央病院 がん診療センター長 森田 隆幸 (2011/12/7)

 

 

インタビュー要約

 大腸がんの手術が終わった後、ステージ0の粘膜がんは通常、治癒とみなされ、そこで終わりです。


 ステージⅠ~Ⅲの患者さんというのは、手術の後、大体5年を目安にしてフォローアップします。特に手術後3年は綿密に行う必要があり、3ヶ月に1回の血液検査や、腫瘍マーカーの検査、半年に1回はCTなどの画像検査を行います。また、直腸がんでは年1回、結腸がんでは2年に1回の大腸内視鏡検査を行います。


 40代という若い世代でがんになった人は、大腸でも多発がんの発生や、胃がんなどの重複がん発生の可能性があります。大体その頻度は20%ほどと言われていますが、多臓器のがんの発生にも注意が必要です。