インタビュー:青森県立中央病院 がん診療センター長 森田 隆幸 (2011/12/7)

 

 

インタビュー要約

 大腸がんの一般的な検診は便の潜血反応で、それで陽性になると、次の検査に進みます。最近は特に結腸がんが増えてきており、症状のない早期の患者さんが見つかる場合があるので、検診の意義は大変大切です。


 大腸の検査をする場合、検査前に大腸を空にしていただく処置が必要になります。最も確実で一般的なのは、大腸の内視鏡検査です。また、大腸検査で罹患が観察された場合には、生検して再診断が付けられることになります。

 

 その他、具体的な場所を知るために、お尻の方からバリウムを入れる注腸造影検査というものがあり、これによってがんの病変を示すことができます。

 また、がん全体の広がりを診るためには、CT検査や腹部の超音波検査も有効です。