インタビュー:青森県立中央病院 がん診療センター長 森田 隆幸 (2011/12/7)

 

 

インタビュー要約

 大腸がんでは、粘膜に発生したがんがどのくらい深達しているかという、壁の深達度というのがあります。粘膜と粘膜下層に留まるものは早期がんと言い、筋層を超えているものは進行がんと言います。


 大腸がんの場合は肉眼的な特徴があり、形によって1型から5型まで分類されていますが、潰瘍限局型といわれる潰瘍が限局しているタイプが多く、7割弱をこの型が占めています。


 がんの進行度は、がんの深達度、リンパ節転移の程度、遠隔転移の有無によってステージ0からⅠ、Ⅱ、Ⅲa、Ⅲb、Ⅳという段階に分類されます。