インタビュー：弘前大学医学部附属病院　呼吸器外科・心臓血管外科　診療准教授　對馬　敬夫 （2011/11/24）

インタビュー要約

　気管支鏡検査での確定診断にも限界があり、どうしても手術前に組織診断が確定しない患者さんもいます。その場合には手術で肺を切除し、切除した病変を病理診断に提出して確定診断を付けます。

　ある程度の設備の整った肺がんを手術する病院においては、手術中に組織を採取し、顕微鏡で見て、診断を確定するという術中迅速診断という方法も多く採られます。

　手術中に肺がんという確定診断が得られた場合には、その場で直ちに標準的な根治手術を追加するという方法を採っています。