インタビュー:弘前大学医学部附属病院 呼吸器外科・心臓血管外科 診療准教授 對馬 敬夫 (2011/11/24)

 

 

インタビュー要約

 2004年における日本での肺がんの外科手術を受けた方の5年生存率は69.6%で、決して良い成績とは言えませんが、着実に改善しています。

 生存率に関わる大きな因子として、進行度、手術時の病期で大きく変わってきます。2004年の成績では、ⅠA期で約86%、ⅢB期の方で36.7%、Ⅳ期の方で27.8%となっており、病期が進行するにつれて肺がんの生存率は低く、治りが悪いという状態になっています。


 肺がんはできるだけ早期に発見をして、早く根治的な治療を行うということによって、最近は肺がんであっても治すことが可能になっています。