インタビュー:弘前大学医学部附属病院 呼吸器外科・心臓血管外科 診療准教授 對馬 敬夫 (2011/11/24)

 

 

インタビュー要約

 ステージごとに治療法に違いがあり、患者さんに対して有効な治療法を選択します。

 ○非小細胞肺がん○

  Ⅰ期・Ⅱ期(肺に限局)→手術

  ⅢA期(リンパ節転移や、肺の隣接臓器に浸潤した進行がん)→手術若しくは化学療法、放射線療法を組み合わせた治療

  ⅢB期→化学療法と放射線療法を組み合わせた治療

  Ⅳ期(全身的に転移)→化学療法

 

 ○小細胞肺がん○

  限局型(がんが比較的肺に限局しているもの)→化学療法と放射線療法を組み合わせた治療

  進展型(がんが全身に広がっているもの)→化学療法

 

 小細胞肺がんは見つかった時に既に転移をしている可能性が高く、脳への転移や、全身腺に広がっている方が多いので、抗がん剤治療が主体になります。