インタビュー:弘前市立病院乳腺外科科長 長谷川 善枝 (2011/11/11)
インタビュー要約
乳がんは、乳房にできる悪性新生物や悪性腫瘍です。
乳腺は主に赤ちゃんが産まれると授乳をする臓器なので、一般的には女性の乳房にできる悪性腫瘍ですが、千人から2千人に1人は男性にもできる病気と言われています。
日本では、50歳前後のやや若年層の方が1番多いと言われていますが、欧米では60歳以上の比較的高齢の方の頻度が高い病気です。
乳がんが50歳前後の方に多い理由は、女性の人生の歴史の中でちょうど閉経を迎えるのが50歳前後と言われており、乳がんは卵巣から出るエストロゲンというホルモンの量というのが変わってくる時期に関係しているので病気になりやすいと一般的に言われています。