診断時:50歳代後半

インタビュー時:診断から5年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:義姉夫婦と同居

備考: 

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そんなにあれじゃなかったんだけども、でも、そのときもやっぱり、がんだということを聞いたときは、「ああ、がんかもしれない、手術しなきゃならないな」とわりとそんなにあれじゃなかったんだけども、自分はがんなんだということを受容して、そこから入院生活をしているときの、手術までの時間の経過とともに、大概、がんというと死と直結するイメージがあるじゃないですか。

 

自分の父親も食道がんで亡くなっているんです。だから手術するまでの間が、精神的な恐怖というか不安が、どうなってしまうんだろうとか、子どもや孫たちとか、お父さんの畑を手伝うのも、職場には戻れるんだろうかとか、いろいろなことを交錯して考えていました。

 

そうでなくても、私は日ごろ、神経質に物事を考えるほうなので、余計に考えて胃の病気もそうじゃないかと思うんです。くよくよと物を考えるたちなんです。わりとナイーブになりましたね。