発見 / がんと聞いた時の気持ち
がんという診断を聞いたとき、驚きやショックな気持ちとともに、「何で自分が?」などと考えることは、自然な感情です。ここでは、胃がんの診断を医師から伝えられた時の気持ちを紹介します。
胃がんと聞いた時、「えっ?」「なぜ?自分が?」という驚きや不安の気持ちがきかれました。
・えっ、私がどうしてがんになるの?と思ったんです。(60歳代後半・女性)
・全身に何か不安なものが走るという感じでした。(50歳代後半・女性)
がんと聞いた時、胃がんは神経質な人がなるというイメージや、がんは死と直結するなど、それぞれが持つがんへのイメージが影響していると思われる語りもありました。
・胃がんは、神経質で几帳面な人が多いっていうけど、私が胃がんというのは意外でした。(50歳代前半・女性)
・大概、がんというと死と直結するイメージがあるじゃないですか。精神的な恐怖というか、どうなってしまうんだろうとか考えました。(50歳代後半・女性)
がんと聞いて、それほどショックではなかったと語った方は、がんは治る病気と自分に言い聞かせることや、「あだわいできている」など、出来事の捉え方も影響している様子でした。
・大丈夫、がんは手術すれば治るからと、自分で自分に言い聞かせていました。(60歳代後半・男性)
・「あだわいできている」と、受けるほうは素直に受けるほうなんです。だから、そういう点では、あまり慌てることもなかったです。(50歳代前半・女性)