生活 / がんのイメージ
病いとしてのイメージ
ここでは、がんという病気に対してどのようなイメージを持っていたのかを紹介します。
かつては“がん=不治の病い”というイメージがありましたが、今は早く見つけて治療すれば治る病気であり、胃がんは「取れば治る」病気というイメージや、胃がんは他のがんとは違うなどのイメージの語りが聞かれました。
・昔はがんといったら不治の病と思っていたけど、今は治る確率が高いですよね。胃がんは手術で悪いところを取ってしまえば、傷さえ治ればいいんだからね。(60歳代後半・男性)
・がんは悪い病気でないと思うんですよ。がんでパッタリ死ぬということはないのさ。(60歳代前半・男性)
・胃がんは、ちょっとよそのがんの方と違って、元気になるまで時間がかかるんです。(50歳代前半・女性)
・昔からの人は「胃は全部取っても、元に戻る」って信じてるんです。(50歳代前半・女性)
胃がんになった原因
ここでは、胃がんになった原因をどう考えていらっしゃるかを紹介します。今回の体験談に協力した方は、それぞれに自分が胃がんになった原因を考えていらっしゃいました。
胃がんになった原因はストレスであるという語りが聞かれました。
・転勤した先の職場に行くのが大儀だなぁというストレスがあって、それが原因で胃がんになったと判断しています。(60歳代後半・男性)
・食欲が落ちて、体力が落ちているところへ、事故とかくも膜下とかいろいろなのが重なったストレスがあったからかな。(60歳代後半・女性)
・再就職するかどうか思い悩んだストレスと寝不足が続いたこと、辛いものを食べ続けていたことが原因でしょうか。(60歳代後半・男性)
・結婚して家事を何もかもしなきゃいけなくなって、自分でも意識しない苦痛があって、少しは胃に負担がかかったのかなという気持ちもしないわけでもないんです。(50歳代前半・女性)
血縁的にがん系統であることや、胃が弱い家系であることを、胃がんになった原因と考えている方も複数名いました。
・父も胃がんでしたから、やっぱりがんになりやすい体質や遺伝子はあると思っています。(50歳代前半・女性)
・うちは、がん巻き(がん系統)なんですね。だからがんにはなるだろうけれども、胃がんは意外でした。(50歳代前半・女性)
・神経質な方とか几帳面な方がなるものだと思っていたから、私が胃がんというのは意外でした。(50歳代前半・女性)
がんになった原因は、長年の食事や生活スタイルが影響していると考えている方もいました。
・がんは昨日今日になるわけではない、10年、20年前からずっと進行していて、自分の人生ががんをつくっているから、一番責任があるのは私だと思うんです。(60歳代前半・男性)
・胃が痛くて、薬を飲むと普通にまたやっていく、これを繰り返していって、免疫力もおちてくると、がんを発症するということじゃないかと思います。(60歳代前半・男性)
・塩分を取りすぎて、胃潰瘍がガン化したと思っています。(60歳代前半・男性)