治療 / 手術後の食生活
胃がんの手術後の経過では、胃の一部分や全部を切除するため、ほとんどの方が、手術前と同じような食事量が食べられなくてつらい思いをしたと話していました。
ここでは、手術後に食べることがつらかったことをはじめ、食べられない中で気持ちが楽になった担当の先生の言葉、病院に期待すること、他の入院患者さんとのやり取りなど、手術後の食生活に関連することを紹介します。
・食べれない日が続いたし、こんなに胃がんの手術が大変だとは考えもしなかったんですよ。(50歳代後半・女性)
・とにかくお腹がすかないんですよね。自分で食べられないという意識がある中で、ご飯が常に3度来るのですごく嫌だったんですね。(50歳代前半・女性)
・食事のメモする用紙が来るんですよ。あれが最高につらかったです。食べられないのを正直にそう言えばいいのに、悪いような気がして正直にいえなくて。(50歳代前半・女性)
・担当の先生が、ご飯の残った量を見まして、「これぐらい食べれると、まずまずいいほうかな」っておっしゃってくれました。(60歳代前半・女性)
・食べられないことは残酷なことだと思いました。退院するときのアンケートに、病院で食欲のない方に対する食事を、ぜひ検討してくださいと書いてきました。(50歳代前半・女性)
食事が食べられない中、他の入院患者さんの様子をみながら、自分の状態を把握しようとしている方もいました。「他の入院患者との関係」でも紹介しますが、ここでも紹介します。
・自分では食べられなかったと思うけれど、他の患者さんたちから見れば、結構順調に回復してるかなという感じがしました。(50歳代前半・女性)
・同じころに手術をした人が食事を全部食べたと聞いて、私もどのくらい食べられるかと思って、無理やり食べたことあるんですけれども、やっぱり出てしまってね。(50歳代前半・女性)