診断時:60歳代後半 インタビュー時:診断から8年(2009年) 性別:男性 保健医療圏:青森地域 世帯状況: 備考: |
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私、親戚とか幼なじみ、友人たちが早く亡くなった方々は、ほとんどがんの病気であったということ。それで、そのころは若いときでしたから、がんといったら難病というのですか、不治の病、悪い病気にかかったと。ほとんど亡くなったんですよね。
たまたま私もがんになって9年目になりますけれども、今まだこういうふうに元気でいるということは、あのころは何でしょうね、みんなの知識が不足であったのか、医者が悪かったのか。それは冗談だけれども。(笑)
実際、67歳でがんにかかって、胃袋の3分の2切断というか、取られましたけれども、別にびっくりも驚きもしないし、あ、そうですかという簡単な気持ちで、大丈夫ですよ、がんは手術すれば治りますからと自分で自分に言い聞かせてね。
悪いところを取ってしまったし、あと、傷さえ治ればいいんだからね。胃がんは、取れば治ると。だから、先生も言ったのさ。早期発見、検診して早期発見して手術してしまえと。
本当に早く亡くなった人たちは、ほとんどがんですよね。
――不治の病にかかってしまったとか。
という印象であったでしょ、昔は。「がんだよ」「あれ、もうまいねな(だめだな)」って。今はそういうこと言わないもんね。「がんだよ」「あ、そうですか」。治る確率が大きいからね。