診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から8年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:

備考: 

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それが不思議なんだよな。別に死ぬという考えもなかったし、あれあれ?と思っただけで。

 

まず、お友達の先生のところに行ったら、「がんでしょ?」って言ったっきゃ(言ったら)、「いやいや、ただの腫瘍です」なんて言ったけども、先生の顔が変わってあった。それで、すぐ行ったF病の先生は、すぐ「あんた、がんですよ」と教えてくれたのさ。

 

「あぁ、そうですか」「スパッと切りましょうね」「あぁ」といったもんで、「スパッと切る」ってどういう意味だかちょっとわからかったものだから、「あぁ」って。よその人に聞くと、ガーンって頭が真っ白になったとかよく言うでしょ。全然そういうことなかったです。

 

お友達なんかにも、「私、がんだそうです」って冗談みたいにしゃべってね、「まさか」「いや、ほんだど(本当だって)。入院してくるや」って。みんながまさかと思ってあったらしいです。冗談みたいに言うから。すぐみんなに教えてしまったんだ。隠したってしようがないっきゃ(しようがないでしょ)。