診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から3年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:

備考:大腸がんも発病 

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――でも、全部取ると言われたときは、ショックだったとおっしゃっていましたが?

はい、ショックですね。まあ、なして(どうして)上まで取ってしまわねばまいねんだ(だめなんだ)って。話を聞いたら、がんにもつく部位があって、上部についたやつは全摘しなければならない、下部のほうは残してやるにいいとか。じゃあ、なして(どうして)上についたものはまいねんだべな(だめなのか)とかって思う。それについては何も説明もなかったですね。上についていれば取らねばまいね(だめ)。

 

それと、あとで自分なりに、ああ、上につくということは、そばに胆管のあれが入ってきているから、胆嚢のほうに転移する関係で胆嚢も取ってしまうし、そこも取るのかなと、自分なりに納得しております。ひ臓はなぜなんだと。このひ臓と胆嚢と取れば、体にどういう影響が出てくるのかなという説明も欲しかったという気もしますね。それらを取ったことによって、こういうふうになるから、こういう食事をしたほうがいいとかね、今後こういうふうなことに気をつけたほうがいいとか、そういうものも欲しかった。今考えてみますとね、事後ですけれどね。


――そういう治療方法とかそういうことは、Aさん自身が選択したりという感じではなくて、先生が決めたことですか?


はい。外科の先生がそういうふうに決めたので、私はそこに行ったから、その先生にもう自分でお任せしましたので、その先生がこういうふうにするというのであれば、お任せということですね。