診断時:50歳代前半 インタビュー時:診断から2年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:八戸地域 世帯状況:夫婦のみ 備考: |
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ショックなときもありました。
私はすぐ何でも書きたがる人なんです。入院して、自分の持っていたノートが日記帳に急遽変わりまして、自分でもどの程度書いたかわかるんですけども、どなたかがお見舞いに来てくれたとかどうのこうのと書いて、確かに組織の結果がリンパ節に転移がありますという説明のときに、主人と2人で聞いたんですけども、自分で書いたからその記録はあります。
ほかは全然記憶がないんですけども、そこだけ知っています。そこは、今見てもちょっとジーンとするときがあるんです。常に自分のこれまでの性格というか、立ち振る舞いは小さいころから、いい子をやらなければと思ってきたんです。それに対してどう分析するかはよくわからないんですけども、人前だったらいい子をやらないといけないし、ニコニコしていなければならないし、元気でなければならない、きっとそういうふうに育てられたんだと思います。自分もそうだと思ってきました。
そこの組織のところだけは、「いつも元気だけれども、今日だけは少し元気を落としてもいいですか」って、あれはだれに問い合わせしたのかわからないけども、そういう文章は書いていました。「今日だけは」という形でね。でも、変わらなかったと思います。