診断時:50歳代後半

インタビュー時:診断から5年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:義姉夫婦と同居

備考: 

下↓の▶ボタンをクリックして音声を聞く事ができます。

 

――抗がん剤そのものの副作用はどうでした?

 

すごかったんですよ。

 

――どんな副作用でしたか?

 

最初にしたときは、とにかく体がだるくて吐いて、とにかく吐いて、もちろん物は食べれなかったし、何回かやっているうちに、手の皮も足の裏も、私はそのときに初めて気がついたんですけども、皮膚の組織がここら辺から分かれているんですね。指の真ん中辺からね。
そんな感じで、私の手もここから内側のほうが……。

 

――掌のほうが?

 

掌のほうの皮が、足の裏もそうなんですが、むけて、新じゃがの皮って薄くむけるじゃないですか。

 

ああいう感じ?

 

はい、ああいう感じ。あと、海水浴に行って、日焼けして皮がむけるじゃないですか、ああいう感じでむけていくんです。もちろん、口内炎で口の中も荒れて。そのときに口内炎予防の飴玉みたいな氷の塊を舐めていればいいと、薬みたいなのをもらって、あとは、抗がん剤をする前に吐き気止めとかも入っているからと、そういうのもやったりしたんだけども、強かったです。

 

でも、そのときはそんな感じで、外来でしましょうということで大体14日に退院して、退院して家に帰った日からものすごくお腹が痛くなって、胃を取ったはずなのに胃が痛くなって、何度もトイレに行くんですよ、下痢です。言うのを忘れましたけども、入院している間に髪の毛は全部抜けました。