診断時:50歳代後半 インタビュー時:診断から5年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:八戸地域 世帯状況:義姉夫婦と同居 備考: |
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そのときに私もガーゼのタオルを自分で縫って、針箱を持って来てもらって、縫えるくらいの元気はあったので縫って、自分なりに帽子をつくってその上に三角巾のようなスカーフを当てて、洗面台に顔を洗いに行ったりなんかするときはそうやって隠していました。
でもやっぱり、そういう患者さんが結構あったので、あの方もそうなんだ、この方もそうなんだと、ましてや車椅子のそういう患者さんを見ていると「車椅子の人でもこうやって頑張って病気と闘っているんだ。私はまだ、そこまでしなくても元気なんだ。頑張らなきゃ」というふうな、そういう人たちを見て元気をもらったりしていました。
元々私は身体障害者の施設で働いているから、五体満足がいかにありがたいことかというのは、常日頃から感じて仕事をしていたので、手足が動ける、これだけでもありがたいことなんだという感じで、入院中は奮い起こしてやっていたんです。