診断時:50歳代前半 インタビュー時:診断から16年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:青森地域 世帯状況: 備考: |
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入院したときも総合病院でしたので、ひとつの部屋に大部屋にいましたので、胃がんの人も私の足向かいの人もそうだったし、隣の人もそうだったんです。自分でも見ていると、退院するまではお互いに食べられないじゃないですか、手術後の最初の食事っていうのは。お互いに「いくら食べた?」とかって言い合いしたんですけどもね。
私、自分で考えるに、物が食べられなかったんですけれども、その人たちから見れば、結構順調に回復してるかなという感じがしました。
足向かいの人は、後で聞いた話ですけれども、いくらもしないうちに亡くなってるし、隣の人は、ちょっと音信不通になってるからわからないですけど、でもやっぱり将来的に心配な人は、みんな退院するときに説明に家族を呼ぶじゃないですか、一応説明に。私はそれが全然なかったんです。
隣の人も旦那さんを呼んでくださいということがあったりで、私の前に退院しましたのでね。ですから、先生が毎日回診に来るんですけれども、明日退院するまで私には何もないんですね。「先生、私の手術したのはどうなんでしょうか」って。「あぁ、Aさんのは何もないんだよ」とかって言って、それで終わっちゃったんです。(笑)最後にうちの人が、ただ、食事のこういうのはいけませんとかというのはもちろん、ちゃんと指導もあったし、先生も別に、抗がん剤の話もなかったですしね。だから、そのまま、わりかし簡単に。