診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から3年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:3世帯以上

備考: 

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ただ、ご飯を食べますと、すぐ気分が悪くなるんですよ。ご飯はお茶碗で半膳。それ以上食べるとお薬を飲む水が入っていかないんです。あと、おかずとかお味噌汁もなるだけ少なくして、食べないように。先にお味噌汁を食べると、ほかのものが入らないんです。


少しでも食べるとお腹の具合が、何というか嫌な気分になって、普通にご飯を食べたときは、30分ぐらい横にならないと気分が悪いんです。

――今でも?

はい、今でも。ですから、友達に「どうだった?」と聞くと、「何年になるの?」「3年目なんだけど」「ああ、私は5年目のある日突然、それがなくなった」って。

――同じく胃がんで胃を摘出された方ですか?

ええ。でも、その方は3分の2残っているんですって。私は全然ないでしょ。だから、5年でそうなるということはあまり期待できないのかなと思っているんですけど。

「5年たたなきゃね」とか、同級生が腸を取って、「私、ここに袋下げているのよ。見せるか?」「いい、大丈夫。見なくてもいいから」って。

 

自分が今、ご飯を食べた後のダンピングというんですか、それがどうしたら解放されるのかなと思って。

実はこの会でも皆さんのお話を聞くと、皆さん同じでないですものね。さっき隣に座った方は、最初からそれがなかったんですって。体重は減ったけど、それがなかったって。