診断時:50歳代前半 インタビュー時:診断から2年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:八戸地域 世帯状況:夫婦のみ 備考: |
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それがですね、野菜が嫌いになったんです。
――術後ということですか?
そうそう。煮野菜は別ですけども、体が冷えるんですよ。果物も、術後の抗がん剤を飲んでいる間は食べませんでした。
青森県はリンゴが多いから、リンゴは大好きなんですよ、だけど、リンゴはほとんど食べませんでした。果物も生野菜も全然欲しいと思わないんです、寒いから。
――それは自分が食べた瞬間に体で感じるということですか。
食べたいと思わないのもあるかもしれないですね。
――「秋ナスは嫁に食わすな」という、あれはおなかを冷やしてしまうからというのがあって、知識としてはあっても体で感じるということがあるのかなと思って。
大根なんかでも、おでんみたいにして煮たのは大好きで、消化もいいし食べるんです。脂分もないとだめだと思って、人参とか、大根とか、シイタケとか、糸コンとかに1つ揚げ物を入れて煮たり、揚げ豆腐を入れるとかはしてカロリーを少し高くするんですけども、生野菜は全然食べたいと思わないんです。でも、主人は好きだからつくるのはつくるんですけども。トマトやきゅうりを切ったりはするけど、私は一切食べたいと思わなかったの。
――やっぱりちょっと温かくしてという。
このごろです。自分で動けるようになると体が温かくなりますよね。そうすると筋力も少しついてくるし、少し冷たい野菜も食べれるかなとか、果物も食べてみようかなと思っています。本当にこのごろですね。大分たちましたけども、手術して2年になりました。ですから、量は1人前は食べれないけれども、食べ物を選ばなくなったのは2年目くらいからでしょうか。
おいしいなと思いますし、食事も食べれるから本当に幸せです。食事が食べれるということ、おいしいと思えるのは幸せです。