診断時:50歳代後半

インタビュー時:診断から5年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:義姉夫婦と同居

備考: 

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私がまだお風呂に入れないときに、主人は毎晩足を洗ってくれました。 洗面所で毎日足を洗ってくれたんです。

 

足を洗うと、皮膚のはがれたのがプカプカと浮いてくるじゃないですか。「またはがれてるね」と、私はこうやって椅子に座って、主人は下で、こうやって頭を下げながら私の足を洗ってくれる姿に申しわけないなと、ありがたいなと、一日も欠かさず来てくれました。それは本当にありがたいことです。やっぱり毎日顔を見ないと本人も安心できなかったみたいで、やってくれましたね。


「がん」と聞いた後に、自分も畑に帰るじゃないですか、うちの旦那が言ったことなんですけども、「お前のところに行って、お前を一人置いてまた家に帰らなきゃだめだ。それがすごくつらかったんだよ」と言ってくれました。「いろいろな苦労をかけて病気にさせたのも俺だと。だから、お前を一人病院に残して帰るのがすごくつらかったんだ」と、それもすごくありがたかったです。

娘もそばにいて、家庭を持っているんだけども、みんなの家族の協力があって、家族の支えがあって、やっぱり家族ってありがたいですよね。