診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から5年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:3世帯以上

備考: 

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自覚(症状)は全然なしです。自覚症状も、まさかこの病気でがんにという気持ちは全然持っていませんでした。第一、前立腺というのはどこにあって、どういう働きをするのかという自体わからなかったんですよ。病気になって初めて、場所はここにあって、こういう働きをする臓器だというのを知ったものですから。全く自覚症状なしで、健診でわかったんです。

――健診で。

ちょうど5年前です。町で、5年前から健康診断に前立腺(PSA検査)を導入したんです。そのときは希望で、前立腺のがん検診を希望であれば受けてもいいということで、せっかく入ったから、じゃあ受けてみるかということで、軽い気持ちで受けたんです。そしたら、要精密検査という結果が出てきたんですね。数値も高くなかったんです。PSAが6ぐらいですね。聞きましたら、4以上になれば要検査だということで、4と6だから大したことないだろうということで、精密検査もかなり気楽に、近くの開業医の泌尿器科に行って、すぐ検査しました。

そしたら、ちょっと影といいますか、そういうものがあるけど大丈夫でしょうと。6カ月たったらまた検査してみましょうということで帰ったんです。そしたら、晩にそこから電話が来まして、かなりその疑いがあるから、もう一遍受けてみてくださいと。それは開業医でもいいし、もし希望であればどこか違う、俗に言う大きい病院に行って受けてもいいしということだったんです。