関係 / 医療者との関係
前立腺がんになったことで出会う病院の先生や看護師さんたちと、どのような関係をつくり、保っていくのかは、多くの患者さんにとって、とてもたいせつな問題です。インタビューにこたえてくださった方々の体験や思いをここでご紹介したいと思います。
信頼できる先生にであい、良い関係をたもっていることを喜んでいる方々がいます。
●主治医の先生は、非常に信頼できました(60歳代後半・男性)
●先生を信用してるんだよ、ものすごくいい関係(60歳代前半・男性)
一方、定期的にみてもらっていた先生や、以前みてもらった先生に対して不信感をいだかれた方々もいます。
●「そういえばPSAの数値が高いんだよね」と、あとになって言われても(50歳代後半・男性)(PSAについては発見カテゴリーをご参照ください)
●前のお医者さんに「死ぬまでがんになりませんよ」と言われたのに(70歳代後半・男性)
ご自身の体験から、医者に対して、もっとこうしたら良いのではないかというご提案もいくつかいただきました。治療方法を決めるときに、がん患者さんはしろうとなので、選べといわれても選べない悩みがある、また、75歳以上か未満かで、治療方法をかんたんに分けて良いのか、といったご意見を紹介します。
●先生は、治療の方法を選びなさいというより、ある程度、助言してくれた方がいいんじゃないか(70歳代後半・男性)
●「75歳以上の人にはすすめないけども、74歳ですから手術をすすめる」と言われても、個人的な体力は違うでしょう(70歳代前半・男性)(テキストのみ)