治療 / 治療法の選択・意思決定
ここではがん体験者が、治療法をどのように決めたのか語っています。
手術治療を選んだ方たちは、長くかかる他の治療法より手術でがんを取ってしまったほうがいいという思いを語っています。また、この他に家族のすすめで手術を決めたという方もいました。
●病院でがんのパンフレットをもらってきて、手術をしようと決めた(70歳代後半・男性)
●がんを取れるなら取ってしまったほうがいいと手術を選んだ(60歳代後半・男性)
●放射線でがんが残るより手術で取った方がいいと思い手術した(50歳代前半・男性)(テキストのみ)
一方で、手術の傷の痛みや入院することなどデメリットを考え、ホルモン療法を選んだ方たちもいます。また医師のすすめでホルモン治療を長くしていたが担当医が替わり手術をした方もいました。
●別のがんを手術した傷が今も痛むことと、家にいなければならない事情があり、放射線治療を選んだ(50歳代後半・男性)
●定年後でこれから働くわけでもないから、手術はせずホルモン剤の注射でカバーしようと医師と話がついた(70歳代後半・男性)
●医師のすすめで3年間薬を飲んでいたがその後担当医が替わり即手術した(60歳代前半・男性)
中には、様々な治療法の中から選択することの難しさを語った方もいます。
●治療について決めるよう医師から言われても、検査結果から自分で判断するのは難しい(50歳代後半・男性)