診断時:50歳代後半

インタビュー時:診断から2年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:親子

備考:前立腺がんも発病(2009年)、腎臓がんも発病

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前立腺がんの場合は、はっきりと主治医が「Aさん、これだけのやり方がある」とたしか3つ言われたと思います。手術か、放射線か、何か併用とかだったかな。

 

――併用?

ホルモンと何かを併用すると言っていたかな。「Aさん場合は2つ切っているし、僕に手術を頼むというのであれば僕はやるよ」と。先生が言ったのは、「Aさん本人の哲学の問題だ」と言われました。「あなたが考えだ」とはっきり言われました。2年前に2つのがんをやったときに、結果的には治ったんですけれども、その傷跡が非常に深いんです。何というか、手術した治療の跡が浮き上がって、痛みと腫れが今でもずっと続いているんです。

その主治医は、前立腺がんのときに「手術を選んでもいいけれども、Aさんの傷はまたこうなるよと。そうすると何カ所にも、どう?」って。私もこれ以上傷はつくりたくないというのが一つと、もう一つは家庭の事情がちょっとありましたね。というのは、手術するというのは病院に2週間前後入るということですよね。家の問題が2つほどありまして、入院しないで治るのであれば、家にいなければならないということがあって放射線ということにしたんです。ですからこれは、放射線に関しては、提起されて私が選んだ形です。