治療 / ホルモン療法
前立腺がんは男性ホルモンの影響で進行する特徴があり、男性ホルモンを押さえるための治療を「ホルモン療法」(内分泌療法)といいます。ホルモン療法には精巣を手術で取る方法と、注射や飲み薬による方法があります。ホルモン療法でよくあらわれる副作用として、ホットフラッシュ(急な発汗、のぼせ、ほてり)や性機能障害があげられます。
ここでは、注射や飲み薬による副作用のつらさについての語りを紹介しています。女性の更年期のようなホットフラッシュを経験した方、湿疹で皮膚がかゆくなった方、体のだるさを感じた方、不眠になった方など、それぞれの方がさまざまな副作用を経験しています。
●治療を始めてからは1日に2~3回体が熱くなり顔が真っ赤になった(60歳代前半・男性)
●ホルモンの注射をして半月ぐらいすると脇の下や太ももに湿疹のようなものができてかゆくてたまらない(70歳代後半・男性)
●汗が出るし、体はだるいし、治療を始めてからは仕事を休んでいる(50歳代前半・男性)(テキストのみ)
●副作用で眠れなくなり、薬を2〜3回変えた(60歳代前半・男性)