診断時:70歳代後半

インタビュー時:診断から1年以内(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:夫婦のみ

備考: 

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最初、前立腺がおかいしなと感じたのは、平成5年です。トイレが非常に近くなって、あれ、おかしいなということで病院に行きました。そうしましたら、前立腺肥大だと言われました。それで、薬をずっと飲みました。いつまで飲んだかというと、平成15年ころまでです。月に1度通院したり、それから、2カ月に1度とか、途中でいろいろ変わりましたけど。そういうことで、平成15年までずっと通っていました。

その間(前立腺肥大症の治療中)、病院へ行きますと、お医者さんが「調子はどうですか」と聞いて、肥大症のほうが少しよくなってきたんですね。あまり気にもならなくなってきたんです。それでもその都度、血液検査をやっていました。その血液検査のPSAの値をその都度お医者さんが教えてくれて、「まだ大丈夫だね」というふうにしてずっと続けていたんです。

平成15年にPSAの値が約20くらいに上がったんです。あれ、おかしいなということで、がんの検査、組織を採りました。肛門から針を入れて、ガチッ、ガチッという機械で20個ぐらい組織を採られました。その結果は、「丈夫だよ。何でもなかったよ。もう死ぬまでがんにかかることないから大丈夫ですね」と言われたんです。それでもまだ通院していたんです。肥大症のほうもまだ完全によくならなかったので。

それからずっとまた5年ぐらいたちました。平成20年に、またPSAが高くなったので、もう一度、組織調査をやりましょうと。お医者さんは代わっています。15年のときに検査をしてくれたお医者さんと、15年から20年までの間に話を聞いてくれたお医者さんと、20年にまた値が高くなったので、また組織を採って検査しましょうと言ったお医者さんは別の医者です。それで20年に、また検査しました。そしたら、「あ、がんの疑いがありますよ」と。そこで初めて、がんが出てきたんです。それまでは出てこなかったんです。前のお医者さんには「死ぬまで大丈夫です」と言われたから安心していたんですね。20年のときの検査のお医者さんは、「いや、2年か3年たってまた発見されることもあるんですよ」という説明があって。