診断時:60歳代前半 インタビュー時:診断から7年(2009年) 性別:男性 保健医療圏:青森地域 世帯状況:親子 備考:大腸がんも発病 |
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さすがに放射線をやったときは、体がだるかったな。
――かなり体力を消耗した?
そのときは、運動はしたけれども、やりたくないんですよ、疲れてるから。運動しないから、おかげで2キロぐらい太った。確かに、放射することによっていろんな障害も出てくる。1つは、だるくなるだろうとかという話がいろいろあったけどね。
――それは最初からだるくなりましたか? 1週目から?
1週間ぐらいやってから。それから、10日ぐらいやってから、尻の穴が痔みたいになっちゃって、大変だったの。たまたま放射線をやりながら泌尿器科にも行って、おしっこが、急に何かすると出たくなるような症状が出たんですよ。先生がじゃあ、これは今のテレビの宣伝でないけれども、年だから急におしっこが出るというんじゃなくて、これは膀胱の病気だと。突発性何だかっていう病気なんだそうです。だから、その薬をよこすということで、2週間分この薬を飲んだら、その副作用をよく聞いたら、1つは喉が乾く、便秘気味になるとあったんです。便秘はそんなにないしなと思って、それを飲んで、放射線で肛門でやられるらしいですよ。焼いてるわけだからね。その皮膚が弱っているところに便秘で、いやぁ、痛い、痛い。痔ってこんなに苦しいと思わなかったな。本当に苦しかった。
――じゃあ、放射線で体がだるい上に、さらに。
すぐ薬をやめてしまったんですよ。でも、便秘は3日か4日続いた。痛くて痛くて。かといって、トイレには行かなきゃならないし、涙出ながら行ってきましたよ。放射線をやると、そういう副作用が出てくるよな。腸とかね。一番苦しかったのは、お酒を飲むなと。ゴルフをやってもいいし、打ちっぱなしに行って何やってもいいけれども、酒だけはだめと。