診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から1年以内(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:

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――これはお答えにくいかもしれないですけれども、性的な機能に関しては?

それはインフォームド・コンセントで言われました。確かにそうなりました。その時点では、先生も私に聞いたんですけれども、そのときは私は、「家内と一緒になってからいく久しいけれども、今はもう、そのつもりはほとんどありません」「ああ、そうですか。じゃあ、特に差し障りはないですか」「ございません」と。家内と息子が説明に、インフォームド・コンセントのときに立ち会っていましたけれども。それ以前からEDの状態がままありまして、結局、忘れているんでしょうかね。気がないというのか。(笑)同級会なんかでも聞いてみるんですが、あのときは65、6歳のころでしたか、中には「俺は今でも週に2回はかみさんの布団の中に入っていくよ」という強者がいましたけれども、傍にいる同級生が全部、「おまえ、おかしいぞ」と揶揄されまして、「へぇ、そうかな」「だれ、今ごろ」と。そういう環境の中といいますか、それが当たり前みたいなことになっていましたので、じゃあ、私も平均的な65歳を過ぎた高齢者になったのかなと。

――勃起するような神経を切ってしまったということへのためらいというか、そういうことは?

先生に申し上げましたけれども、確かに、男性としての矜持としてポテンシャルは保ってはいたいという気はあるけれども、固執する気持ちはありません。今さら若い子がいるスナックに通うつもりもないですし。(笑)