診断時:50歳代後半 

インタビュー時:診断から5年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:

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だけど、こういう病気になったりしますと頑張りますよ。やはり時間がないんじゃないのかなと、命の時間じゃないんです。自分の好きなことが動けてやれる時間が、それだけじゃないわけですよ。階段を上るにしても何しても問題が出てくるでしょう。どんどん落ちていくわけですから。それにも増して、自然にでもそうなんですから、病気になるともっとそれが早まるわけでしょう。先ほど言った、生活の質というのはそれも入ってくるわけですから、時間が限られてきますので、やっぱり知ってよかったという部類の一つに入るんです。一生懸命と言えば変だけど、無理してやるわけじゃないから、好きでやってるんです。でも、密度は、病気をする前よりは、ちょっとですけど濃くなったかなという気はしていますね。

人に対しては、理解もよくなったような気がしますね。同僚の方とはまだお話ししたことがないので、そうですけど、以前よりは理解が……。年齢的なものもあると思いますよ。駅の階段なんかを歩いたりする人を見たりすると、何かしら手助けできないかなみたいな。けれども、だれでも手助けして喜ぶわけじゃないですから、余計なお世話という人もいますので気をつけなきゃいけませんけど、それも年齢的なものも入ってきているのかもしれませんけれども、この病気を知ったがためのものもあるのかなという気もしています。