診断時:60歳代後半 

インタビュー時:診断から5年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:3世帯以上

備考:

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まず、手術の費用は大したことないですね。今、高額療養費で戻るでしょう。確かに一時的に立て替えがありますけれども、たまたまその程度の蓄えはあったものですから。それから、もう一つは、免疫の関係は高いですよ。

――そうですよね。保険も効かないんですよね。

効かないです。あれは1回25万かかるんです。全く自己負担です。何かで見ると、税務申告のときに療養費ということで100万円ぐらいまで見るけども、それは収入からの控除だから税額はいくらかは安くなるでしょうけどね。そういうことで、あれは非常にこたえますね。ですから、本当はああいったのが保険が、私は今は高齢者ですから1割負担ですけれども、1割でなくても、そういったのが必要じゃないのかなということ。特に今の免疫の関係では、あの病気を扱うと、そこの病院が保険診療を扱えなくなるということらしいんですね。要するに、厚生省の方針が混合診療がだめだと、そういったことで、本当に私もおかしいと思います。その部分だけ保険診療じゃなくて、全部患者からもらえば、それはやったっていいんじゃないかと思うんですが、それすらだめだということで、わざわざ点滴するのに、採血するだけでもC市まで行かなきゃいけないといったことでしたね。ですから、一番の大きい出費はそこですよね。