診断時:50歳代後半

インタビュー時:診断から2年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:親子

備考:前立腺がんも発病(2009年)、腎臓がんも発病

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母親にしても姉にしても無知というか、13年前に父親が亡くなったのが前立腺がんだったということに関して、私も前立腺がんになったから、その影響だという思いが姉と母親にあるんです。そのときは父親は何もできない末期の状況でしたから。なおかつ、思い込みでしょうけれども、姉やおふくろは、そういう病気の人間に過労な負担だとか、重労働みたいな、あるいは時間を使わせるようなことだとか、ストレスを感じさせるようなことはなるべくさせたくないという思いがあるんですよ。逆に、私はさっき言いましたように、姉は怪我をしていますし、母親は耳が遠くて病院に通う人間だし、私は家のためには最低限やらなきゃならないことがあるんです。でも、畑は一切やめましたし、これから青森は雪が降るんです。雪かきというのは毎日やらなきゃならないんですね。これをやらないがために、さっき新築したと言いましたが、うちの周りをすべて融雪にしたんです。つまり、雪が降っても溶けるように、そこに電気か灯油がいくようにしたんです。そうすると、除雪をしなくていいんです。つまり、私に負担をかけないようにしているということなんです。