診断時:60歳代前半 インタビュー時:診断から7年(2009年) 性別:男性 保健医療圏:青森地域 世帯状況:親子 備考:大腸がんも発病 |
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――お好きなんですね、お酒。
量は飲まないけども、行って、ガヤガヤ騒ぐのが好きなものだからね。
――つらいですね。自分だけお酒が飲めないってことですか。
かといって、「今、体調悪いから、ちょっと飲めないから」って言うと、誘ってくれないんですよ。飲み会があっても、誘ってくれないんですよ。蚊帳の外ですよ。
――そうですか。寂しいですよね。(笑)
だから、飲めなくても、烏龍茶を飲んでも付き合うべきだって思ったの。
――なるほどね。いろんな障害が出てきますね。(笑)
また誘ってくれないっていうのは寂しいよ。相手は気を遣っているわけですよ。こっちでは、つまはじきになった気持ちで、自分で言わなければ何もそういうことはないんだけど、そういうのがある。
――放射線治療を受けていることは言ってないわけですね。
それらしきものは、ちょっと治療してアルコールだめなんだって。
――そういうふうに言ったんですね。
「当分だめなんだ」って言ったら、ああ、せば(それじゃ)って。
――気を遣ってくれちゃったんですね。
あまり気を遣ってくれてね。(笑)