診断時:40歳代後半

インタビュー時:診断から18年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考: 正確には子宮体がん、乳がんも発病

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だから、「えっ、また?」もう、そのときは、「え、また?」

ある程度はもう心の整理ができていましたが、「ま、しょうがないわ」という感じで。

 

結局、皆さんから、いろいろなお友達の情報を15年の間にいっぱい知ることができましたので、最初のときの、本当にもう死が9、生存が1の自分の頭の中で、死にたくない、生きたいと考えていたのから比べたら、絶対に死なない。最初にやって15年もこれまで元気で来たんだから、今回やったって、死なんていうのはもう2回目は考えなかったです。

 

3回目の今回のときは、本当に、「乳がんじゃなくて、今度はそっち?」という感じで、仲間の中には、会長さんでもいろいろな部位の方がいて、私がこの会に入ったときは会員さんの人数も少なかったし、乳がんをやった方はほとんどこのA地区では、なかったもので、あまり情報がなかったんですけども、今回の子宮体がんのほうではやった方がいらっしゃっていろいろな情報を得ていましたので、それほど深刻になることはなくて、術後でも死んではいられないと、そっちのほうで生きて頑張っていました。

 

ある程度はこっちと違ってちょっとショックでしたね。最初とは違う意味で、違うショックでしたけど。 

「ええーっ、ここまで? こっちであれだったのに、また、違うそういうのがあったの?」という感じで、「もうたくさんだ。何で?なんで?」という感じで。

 

その当時は全然、そういう意識は持たなかったです。若さゆえ、元気だったゆえ、普段にどこか弱いとか、どうとか、というのならまだしも、風邪もめったに引くということもなかったし、ただ、怪我はちょっとしたりするんですけど、怪我はまた別ものだから、病院にということはなかったですね、本当に。小さい体だけど弱々しくはなかったです。身長もない、お金もないけども、力はあるよというくらいにパワーがあったんですよ。そんな感じでいたものですから、「ええっ?」という感じで、自分ががんとわかったときの反動は本当に大きかったです。良性、悪性という言葉を聞いて、良性に99パーセントかけましたけども、「悪性です」と言われたときには、本当に地獄でしたものね。(笑)