治療 / 放射線治療と副作用
放射線治療には、小線減といわれる放射性物質を密閉したチューブを身体の中に入れ、膣や子宮の内側からがんに直接照射する膣内照射と、身体の外から広範囲に照射できる外部照射の2つがあります。副作用には、はきけ・嘔吐・便秘・下痢・頻尿・残尿感・血尿・皮膚障害・膣乾燥・膣炎・膣狭窄・膣感覚の低下などがありますが今回のインタビューではこれらの語りはありませんでした。
インタビューでは、腔内照射治療のとき、特別な部屋に隔離されたときの寂しさや線減を支えるための棒を子宮内に挿入した時のことが語られました。
・地下に行って治療というのは、特別に隔離されてするという感じがあります。(40歳代後半・女性)
・ラジウムを差し込んで子宮の中に入れて。ですから、トイレも流さない。「えっ、先生、これ流さないと大変でない?」「仕方ないでしょ」と言われてね。(40歳代後半・女性)
外部照射治療について、語られませんでしたが、唯一、皮膚のただれにより治療が中断し、治療期間の延びることや治療効果が減ってしまうことへの不安が語られました。
・どうしても皮膚がただれます。そうすると、放射線をかけられませんから治るまで休まなきゃならないでしょ。(音声なし)
それは、どうしても皮膚がただれます。そうすると、放射線をかけられませんから治るまで休まなきゃならないでしょ。そうすると、日数がまた延びてしまうんです。あれもまたつらいものですね。短時間でしょうけど。
・治療に負ければ、結局、家に帰されるんです。5日でも家に帰れば、その分、日にちがこっちに延びちゃうわけで、60回、80回の治療が終わらないと絶対に帰れない。(30歳代後半・女性)