診断時:40歳代後半 インタビュー時:診断から30年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:上十三地域 世帯状況: 備考:正確には子宮頸がん |
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牢屋みたいなところに閉じ込められるでしょ。だれも言葉をかけない、だれも来ないという感じで、ご飯もそっと入るだけでしょ。インターホンで話すだけでしょ。本当につらいですよ。人と話ができないというのは、ものすごく寂しいものです。丸1日。そうするとね、寂しいですよ、一人というのは。本当につらかった。それを2回やられました。
「何で私だけ?ほかの人はだれもしないじゃない」と先生に言ったら、「これは予防のためだから、どうしてもしなきゃならないから」と。予防だったら我慢しなきゃならないなと。ラジウムを差し込んで子宮の中に入れて。ですから、トイレも流さない。「えっ、先生、これ流さないと大変でない?」「仕方ないでしょ」と言われてね。
でも、それをやったから、今、元気なんじゃないかなと思います。そういう面では、ほかの人と違う治療をしたおかげで私は元気なんだなと思っています。そうでないと、もうとっくに死んでるかもわからない。つらかったけど良かったんだなと思います。