診断時:50歳代前半

インタビュー時:診断から4年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:親子

備考:正確には子宮体がん 

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9月にたまたま会社の健康診断がありまして、私が満50歳だったので超音波の検査があったんですね。そのときに、最初はお腹の上のほうをやっていたんですけれども、下腹部になった途端、超音波の技師の方が「あれっ」と言うんですね。その方は別に産婦人科医でないですから、あくまでも超音波の技師の方ですから、「何か卵巣が変だ」とかおっしゃるので、「いや、実はこれこれこうで産婦人科に通っているんですよ」と言ったら、「病院を変えるのも自己責任ですからね」とおっしゃられて、 それが土曜日だったので、不安な気持ちで健康診断から帰ってきて、週明けの月曜日、会社を午後早退して、病院を変えて、別な産婦人科に行ったんです。本当に意を決して。

 

そしたら、そこでちょっとおかしいということになりまして、いろいろ痛い検査もされて、でも結局、そこでは私にがんという告知はしなかったんですね。先生はわかっていたと思います。その先生は、私が手術したE病院出身で独立した先生なんです。9月(上旬)あたりの月曜日にそちらの病院に行って、いろいろ検査して、そしてE病院で手術ということですから、紹介されたのが9月(下旬)。

 

E病院を紹介されてというか、結局、どこの病院がいいですかと言われて、家から近いですし、その先生はE病院出身だということを知っていましたので、E病院ということで希望を言って、 E病院に9月(下旬)に行って、その初診で子宮体がんと言われました。

 

――変えた後の病院は、どうやって?

 

やはり紹介というか、全く接点のない3人から、同じ先生の名前が出たんです。全く接点のない3人から同じ名前を聞いていたので、もし病院を変えるんだったらそこだなと思って、迷わず、9月はそこの病院に直行しました。

 

私もその病気に関して無知で、夫とか友達からも「病院変えたら?」と何回か言われてたんです。でも、歯医者に行って口を開けるのと違って、男性は前立腺がん、女性は子宮がんって嫌な場所なので、自分ですぐ病院を変えるということができなかったんですね。

 

今にして思えば、なんて馬鹿なことをやったんだろうと思うんですけどね。

 

今はセカンドオピニオン、サードオピニオンが当たり前のときですから、それがたった5年くらい前の話ですから、別なお医者さまのほうへ行って違う意見を求めるべきだったなというのは、ほんとに。