診断時:50歳代前半

インタビュー時:診断から7年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:上十三地域

世帯状況:親子

備考:正確には子宮頸がん 

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終わった後も具合が悪いのが何日間か続くんですよ。物が食えなかったり、具合が悪くなったりして、白血球が下がるんです。それで引っかかって長引いたんですけども、順調に白血球が上がっていればいいんだけども、必ずと言っていいくらい治療するたびに下がっているんです。それのつらかったこと。

 

5クールだったけども、その5クールが長いようで短いようでした。だって、順調に治療がいかなくて、白血球が下がっていたんです。その白血球のおかげでずれなければいけなかったんです。白血球を上げるためには1週間注射をしなければならなくて、右、左、右、左の繰り返しで、注射を打って、白血球が上がっていればいいけど、また、検査をして悪いところがないか、また、一から検査をして、何もなければ治療するという繰り返しを5クールやりました。

 

何で私だけこうなんだろう。みんなは順調に治療しているのに、何で私だけ白血球が下がって、治療ができないんだろうと思っていました。

上がってもせいぜい(白血球が)2,500とか2,800で治療をしてきたものですから、(白血球が)3,000なんてなかったんです。厳しいときは(白血球が)800とか、1,000を切っていたんです。先生も「おかしいな、何でこうなんだべ」と言っていて、そこで先生が初めて薬を変えよう、治療法を変えようということで、変えたんです。それでも下がる一方で、注射でどうにかこうにか白血球を上げて治療をやったんです。

 

感染しないために個室に入って、白血球を上げるために注射をして、個室に入っていました。予防のためだべね(予防のためなんでしょうね)。

2人部屋だったけども、5クールでその繰り返しです。治療するたびに「白血球が下がっています」って個室に行って、何とかどうにか退院してきました。

風呂にも入れない、廊下にも出られない、完全看護になって、(部屋の)中で顔を洗ったりしていました。