診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から7年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:親子

備考:正確には子宮体がん 

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私は(民間の)がん保険に入ってなかったんです。だから、(医療費は)全部自分で払いました。

 

でも、お金というのを生きたお金にするためには、こういうときに使わなきゃなと思ったんですよね。大してないんですけれども。ただ楽しかったとか、欲しいものを着たとかというお金の使い方と違うわけでしょ。貴重なお金、命と引き換えのお金だものね。お金で命が買えるんだったら、何ぼでも出してもいいなとだれでも思いますものね。お金のことはそんなにね。

全然心配したことなかったです。

 

――長くなると、なかなかお金が続かなくてという方も。

 

私、短期間だからそう思ったのかもわからないね。もっともっと何回も、いろんなところに転移して、もっとつらい目に遭っていると、こんな悠長なこと言っていられないんだもの。

 

私は恵まれて、程よいところで今、お休みしなさいと言われているんだから、幸せだなと思って生きなきゃね。少々のこと、人に何を言われても、この方は病気だと思っていればいいんだし、朝になれば太陽もちゃんと出てくれるし。