診断時:30歳代前半 インタビュー時:診断から31年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:上十三地域 世帯状況:夫婦のみ 備考:正確には子宮頸がん |
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しばらくはもったいなくて貸されるものじゃない、そういう感じで貴重品です 。
半年は、もう、もったいないですよ。やっとこうして、傷もまだ定かでないでしょう。ですから、うちでも(夫は)やっぱりそれはだめだと思っていたんでないですか。子供3人もいるし、それくらい我慢できなきゃどうするというものでね。
ちょっとアルバイトをしたんですよ。そうしたら元気になったと思うのか来るものね。うちにいて後生大事に家のことをして静かにしていれば、やっぱり案じているんだなと思うけども、元気になったと思えば男ですから、男になりますよ。そのころかな、1年以上はそんなに、そんなに。
何と言ったらいいのかな。夫婦生活はうちは普通です。初めからそんなに違和感がなくて、私はもったいないから、何となくいたわって使わなきゃと思って。
でもやっぱり、大事にしました。もったいないから。それはうちでもわかっていると思うから、無理にはね。無理でも来るときもあるけども、そのときはどうにかこうにかしていました。うちは3歳しか違わないんですよ。10歳くらい違っていればまた違うけども、それをダメダメと言っていれば生活が壊れますよ。若いから(がん診断時30歳代後半)どうでしょうか。
それなりにやっぱり2人で欲情があればちゃんとできるもので、嫌なものをビリビリやれば痛くもなるし、ゼリーを使ったって何を使ったって同じじゃないかなと思うんですよね。普通に別に回数が少ないわけじゃなし、多いわけじゃないし、拒否するときもあるし、子供が起きるからだめだめと、うそも口実で疲れたと言うときもあるし、上手に、夫婦だからこの生活がなければある程度の生活ができないでしょう。だから、普通にしました。
でも、聞きますよ、やっぱり。だめなときもあるし、いいときもあるし、これだけはそのときでね。いつもいつもだめって言ったらお給料が入ってこないでしょうと言うんですよ。はっきり言って、ある程度の楽しみがなければ男もね。家庭放棄されたら困るから、拒否するときもあればちゃんと受け入れるときもありますよ、私も。あのころはまだ若いですからね。