診断時:50歳代前半

インタビュー時:診断から4年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:親子

備考:正確には子宮体がん 

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車にもガソリンを入れなきゃなと思って、同級生が店長をしているガソリンスタンドに行って、詰めていたら、中学校の恩師がいらっしゃったんですね。今でも行き来している恩師なんですけれども、その先生は50歳前に奥様を大腸がんで亡くされているんです。奥様も中学校の先生だったんですけれども、その先生の顔を見て、私、「先生、私、病気になっちゃった」って2回言ったんですよ。

 

そうしたら、先生がピンと来たんでしょうね。「上か下か」と言って「下です」と言ったら、私の肩をつかまえて、「とにかく体を休めろ。今、寒い時期だし、体を休めなきゃだめだぞ」「いや、先生、私、実は年末に復帰しようと思ってる」「だめだ」と言われて、そこで先生にも強く言われて、次の日、会社に行って職場の上司に話をしようというときだったんです。

 

そのとき偶然に先生に会ったと思ったけども、あとである人から、「偶然じゃないんだよ。それは必然なんだよ」と言われて、ああ、そうか、先生が私に言ってくれるために、あのときガソリンスタンドに来てくれたんだなと思って。